続・荒野の七人「Return of the Seven」 [クラシック・ウエスタンを楽しもう!]
☆続・荒野の七人「Return of the Seven」
(1967年公開 バート・ケネディ監督 ラリー・コーエン脚本、音楽:エルマー・バーンスタイン、撮影:ポール・C・ブォーゲル
ユル・ブリンナー、ロバート・フラー、クロード・エイキンス、ウォーレン・ウォーツ、エミリオ・フェルナンデス、フェルナンド・レイ)
荒野の七人(1960年)から、7年後の作品だが、設定上は10年後となっている。
野盗一味の山賊に村の男が連れ去られるという事件があり、前作で、村に残ったチコの妻が、クリスに取り戻してほしいということから、七人選びが始まり続編らしくなって行く。
前作とキャラクターが同じなのは、クリス、ヴィン、チコ、ペトラの4人でクリス役のユル・ブリンナー以外は俳優が変わっている。一人一人の個性をもう少し描いた方が映画に深みが出たように思う。
前作の出演陣がその後、大物俳優になっていたのを思うと今回はちょっと物足りない感じか。
スティーブ・マックィーンの役が、ロバート・フラーというのもちょっとつらい。クロード・エイキンス、ウォーレン・ウォーツが奮闘しているのがうれしい。(この2人は、バート・ケネディ監督の初期の作品数本にも出演)大物と言えば、脇役の大物が2人出ていたのは、うれしい驚き。
メキシコのエミリオ・フェルナンデス(野盗のボス)、アメリカ・ヨーロッパを中心に活躍するフェルナンド・レイ(神父)が、出演している。
もったいぶったようなクリス役の(ユル・ブリンナー)は、「追想」や「十戒」「王様と私」など名作が多いが、1970年代以降は、すっかり見た目のキャラクターで勝負する俳優となってしまったようで、どことなく馴染めない感じになってしまったように思われて残念。もともと強面のキャラクターではあるが、、、、、。
バート・ケネディ監督は、40代半ば以降、多くの作品を監督したり、原作・脚本を書いたりしており、この年ジョン・ウェイン・カークダグラス主演「戦う幌馬車」も監督している。
大物の出演する映画を作っており、大作とはいえないが小粒でぴりりという感じの佳作が多い。
きっちり仕事をこなすというタイプで、大傑作と呼べる映画はないが、大外れもないという監督で、好きな監督である。
“毎日が映画日和” 60点
(1967年公開 バート・ケネディ監督 ラリー・コーエン脚本、音楽:エルマー・バーンスタイン、撮影:ポール・C・ブォーゲル
ユル・ブリンナー、ロバート・フラー、クロード・エイキンス、ウォーレン・ウォーツ、エミリオ・フェルナンデス、フェルナンド・レイ)
荒野の七人(1960年)から、7年後の作品だが、設定上は10年後となっている。
野盗一味の山賊に村の男が連れ去られるという事件があり、前作で、村に残ったチコの妻が、クリスに取り戻してほしいということから、七人選びが始まり続編らしくなって行く。
前作とキャラクターが同じなのは、クリス、ヴィン、チコ、ペトラの4人でクリス役のユル・ブリンナー以外は俳優が変わっている。一人一人の個性をもう少し描いた方が映画に深みが出たように思う。
前作の出演陣がその後、大物俳優になっていたのを思うと今回はちょっと物足りない感じか。
スティーブ・マックィーンの役が、ロバート・フラーというのもちょっとつらい。クロード・エイキンス、ウォーレン・ウォーツが奮闘しているのがうれしい。(この2人は、バート・ケネディ監督の初期の作品数本にも出演)大物と言えば、脇役の大物が2人出ていたのは、うれしい驚き。
メキシコのエミリオ・フェルナンデス(野盗のボス)、アメリカ・ヨーロッパを中心に活躍するフェルナンド・レイ(神父)が、出演している。
もったいぶったようなクリス役の(ユル・ブリンナー)は、「追想」や「十戒」「王様と私」など名作が多いが、1970年代以降は、すっかり見た目のキャラクターで勝負する俳優となってしまったようで、どことなく馴染めない感じになってしまったように思われて残念。もともと強面のキャラクターではあるが、、、、、。
バート・ケネディ監督は、40代半ば以降、多くの作品を監督したり、原作・脚本を書いたりしており、この年ジョン・ウェイン・カークダグラス主演「戦う幌馬車」も監督している。
大物の出演する映画を作っており、大作とはいえないが小粒でぴりりという感じの佳作が多い。
きっちり仕事をこなすというタイプで、大傑作と呼べる映画はないが、大外れもないという監督で、好きな監督である。
“毎日が映画日和” 60点
タグ:退屈はしない作品
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