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怪傑ゾロ「The Mark of Zero」 [名作クラシック]

☆怪傑ゾロ「The Mark of Zero」
(1940年制作 1948年公開 ルーベン・マムーリアン監督
脚本:ジョン・テインター・フート他2名 音楽:アルフレッド・ニューマン
撮影:アーサー・c・ミラー   タイロン・パワー、リンダ・ダーネル、ヘイジル・ラスボーン、ゲイル・ソンダガ‐ド、ユウジン・パレット、J/エドワード・ブロムバーグ、モンタギュー・ラブ)
     
アメリカの作家ジョンストン・マッカレーの「カピストラの疫病神」が原題。
ゾロとは、インディオが信奉する獣としての黒狐を意味するスペイン語。

良く知られた物語で、何度も映画化され、テレビシリーズとしても知られている。アラン・ドロンが演じた「ゾロ」(この映画も面白いのだが)は、印象は今一つだったが、このタイロン・パワー主演作品(この時26歳)は、わかり易くて面白い。

スペインの士官学校からアメリカロサンゼルス(スペイン軍の管轄)に呼び戻された主人公が、正義の味方として活躍する映画で、搾取を続ける悪漢どもを退治するヒーロー物。今では、定石通りの筋立てだが、ロサンゼルスが当時、スペイン領であることが良くわかる内容となっている。

アントニオ・バンデラス主演の「マスク・オブ・ゾロ」2作は(1998年、2005年)制作資金も潤沢で、CGも駆使しスケールの大きなスピーディーな作品の仕上がりで大ヒットしたが、この映画は、コメディータッチで何よりリラックスした雰囲気で鑑賞できる。

主演のタイロン・パワーは「長い灰色の線」「愛情物語」「陽はまた昇る」「娼婦」を見ているが、整った顔立ちの二枚目で、「娼婦」では、汚れ役にも挑戦していた。「ソロモンとシバの女王」撮影中に急死し、わずか44歳で亡くなっている。作品履歴を見ると見たい映画が多い俳優である。
1920年制作のダグラス・フェアバンクスの「奇傑ゾロ」も見たいものである。

“毎日が映画日和”70点

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