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アイが—・サンクション「The Eiger Sanction」 [イーストウッドを見逃すな!]

☆アイガー・サンクション(クリント・イーストウッド監督)「The Eiger Sanction」
(1975年製作、クリント・イーストウッド監督、脚本:ハル・ドレズナ―、
ウォーレン・B・マーフィー、ロッド・ウィテカー、音楽:ジョン・ウィリアムズ、撮影:フランク・スタンリー、原作:トレヴァニアン
クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ、ヴァネッタ・マギー、ジャック・キャシディ、ブレンダ・ヴィーナス、グレゴリー・ウォルコット)

   
ジョン・ウィリアムスの優しい旋律の音楽が耳に残る、正体不明のターゲットを探し出し暗殺するという山岳スパイ・アクション。
クリント・イーストウッドが、監督・主演した作品で、イーストウッドが実際にグランドキャニオンやアイガー北壁にスタントなしでロケし、実際に登っている。CG等ではない本物の迫力に、サスペンスが盛り上がる。

普段は大学教授で美術を教える、ヘムロック(クリント・イーストウッド)は、実は凄腕の政府機関に協力する殺し屋で、スイスで諜報員が殺されたことで、2名の暗殺者を探し出し殺すことを、要請される。一人は始末したが、もう1名は正体が知れず、アイガー登頂を目指している国際チームの一人ではないかと推測され、登山家として国司チームの一員として、アイガー北壁へ上ることとなる。、

ヘムロックは登山家としても知られ、実は過去アイガーへ2度挑戦し失敗していたという設定。グランドキャニオンでの、訓練シーンやアイガー北壁の登山シーンが、緊迫感を醸し出していて、流石クリント・イーストウッドと声を掛けたくなるようなサスペンスアクションに仕上っている。

旧知の登山家ベンに、ジョージ・ケネディが扮し、ヘムロックに協力する役柄で出演。前年に、クリントとは「サンダーボルト:Thunderbolt and Lightfoot:ブログNo466」で共演している。

クリント・イーストウッドが、スタントマンなしで、実際に本格的な登山を画面に写し出しているのが凄い。(1993年「クリフハンガー」で、スタローンが、2000年「ミッション・インポッシブルⅡ」で、トム・クルーズが、ロック・クライミングシーンを撮影している)

主人公が、女好きという設定で笑わせるが、実生活でも女性関係が多いクリントらしいと変なところで感心させられるが、さまざまなタイプの女性が出演していて、クリントの好みが伺われて楽しい。クリント主演の映画をこのブログでも20本以上紹介しているが、絶世の美女との共演はほとんどない。(個人の主観だが、、)また、有名売れっ子女優との共演もほとんどなく至って地味な女優が多いように感じる。

最後は、偶然の事故が“ターゲット”の“サンクション(制裁)”になり、任務が完了するのだが、実際の標的は実は、ベンだったということが判明するのだが、友情に免じ見逃してやるというラストで、エンディングとなる。

最初に鑑賞した時から、40年近く過ぎ、おぼろげで印象があまりなかったが、今観てみると良く出来た映画で、遅咲きのスタークリント・イーストウッド45歳頃で、「ダーティー・ハリー:Dirty Harry」等のヒットで登り調子の頃の作品。本格的な山岳アクションに身体を張って挑戦しているところが、クリントらしい。
“毎日が映画日和” 80点


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