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墓石と決闘「Hour of the Guns」 [見逃すなこの西部劇!!]

☆墓石と決闘「Hour of The Guns」
(1967年制作 ジョン・スタージェス監督、脚本:エドワード・アンハルト、撮影:ルシアン・バラード、音楽:ジェリー・ゴールドスミス  ジェームズ・ガーナ―、ジェイソン・ロバーツ、ロバート・ライアン、ジョン・ボイド、フランク・コンバース、サム・メルビル)


スタージェス監督は、1957年にワイアット・アープ主人公の名作「OK牧場の決斗」を監督している。その後のアープとクラントンとの決着までを今回作品とした。

スタージェス監督と言えば、「大脱走」「荒野の七人」などのヒット作が知られる監督で、この映画もスタージェスの傑作映画となっている。ジェームズ・ガーナ―とジェイソン・ロバーツが、共にダンディで素晴らしく、男の友情がテーマといってもいいような作品で、ハードボイルドタッチが香る男臭い映画に仕上がっている。

ジェリー・ゴールドスミスの音楽が場面、場面にフィットし演出を盛り上げ、ルシアン・バラードの格調高いカメラワークも重厚感を出しながらも綺麗ですっきりしている。
     
先ごろ亡くなった(7月19日)ジェームズ・ガーナ―だが、弟たちの復讐に燃える保安官役を男らしく凛々しく演じて見応え十分、演技派としての実力を発揮している。
これまた大好きなジェイソン・ロバーツが、ドク・ホリディ役を好演。「大統領の陰謀」「ジュリア」で、1976年・77年と2年連続アカデミー助演男優賞を受賞している実力派で、セルジオ・レオーネの「ウエスタン」サム・ペキンパーの「ケーブル・ボーグのバラード(砂漠の流れ者)」など印象深い。

2人共、数多くの映画に出演しているが残念ながらDVD等の発売も少なく、作品のほとんどを見ることができないのが残念。出演作品を揃えたい俳優達である。
敵役が、出番は少ないがこれまた渋い玄人好みのロバート・ライアンが演じており、この3人の出演で映画が締まった感じがする。

スタージェスはさすがの演出で、ツボを心得たストーリー展開、無駄な描写がほとんどなく、最後の1対1の決闘シーンまで一気呵成に見せる。撮影のルシアン・バラード(30年代~70年代まで活躍)、音楽のジェリー・ゴールドスミス(生涯170作品以上の音楽を担当)との息もぴったりと言ったところではないだろうか。女性が出演する場面は、ほとんどなく正に男の映画である。 
  
”毎日が映画日和” 大好きな映画で、90点!
  

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