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鳥「The Birds」 [ヒッチコックタッチをご覧あれ!]

☆鳥[The Birds]
(1963年公開 アルフレッド・ヒッチコック監督、エヴァ・ハンター脚本、撮影:ロバート・バークス、音楽:音教効果と電子音による)
ティッピー・ヘドレン、ロッド・テ―ラ―、ジェシカ・ダンディ、スザンヌ・プレシエット)

さまざまな特殊効果が使われた映画で、当時としては最新の技術を駆使したことと思われる。
鳥が人間を襲うというだけでも、怖いのに、集団で大量に襲ってくるのだからたまらない。
着想(アイデア)で映画の成功は保証されたようなもの。脚本は、小説家エド・マクベイン(アメリカの作家で87分署シリーズ)で、ヒッチコックとかなり話し合いの上、ストーリーが練られたとのことである。

原作とは設定が違い、映画では鳥が人間を襲う理由は明記されていないが、原作では寒さによる餌の激減とのこと。主人公も4人の家族ということのようだ。
原作との違いは、映画の出来栄えを見る限り問題なく、まさに傑作である。

どのように撮影したのかと今でも不思議に思える臨場感と、迫りくる恐怖は凄まじい。最初にこの映画を見た人たちは、驚愕したに違いないし、やってくれたとにやりと微笑んだに違いない。

驚かせたり、にんまりさせることの好きなヒッチコックならではの映画で、ヒロイン役のティッピー・ヘドレンが、モデル出身のその美貌をいかんなく発揮している。ヒッチコックはかなりご執心のようだたらしいが、次回作の「マーニー」で、ヘドレンの出演は終わっている。ロッド・テイラーは、男らしい風貌で主演映画も多いが後年は、脇役等で活躍した俳優、タフネス振りが売りでB級映画等で活躍した。(2015年1月84歳で死去 合掌!!)
”鳥”は出演作の中で、最大のヒット作ではないだろうか。

世界中でヒットした映画で、電線にズラリと並びくちばしや首を動かす烏を見ていると恐怖感が増し身震いする。見せ方も実にうまい。
ヒットメーカーのヒッチコックの研究が盛んだが、最近の映画「ヒッチコック」を見ると女優にかなりご執心らしく、グレース・ケリーやヘドレンには嫌われたらしい。事実はともかく、映画としては良く出来ていて怖さも十分で、スリラー映画の一級品である。

 “面白くなければ映画じゃない” 文句なく100点です  
   
    

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