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ナバロンの嵐「Force 10 from Navarone」 [通好みの渋い戦争映画]

☆ナバロンの嵐「Force 10 from Navarone」
(1978年制作 ガイ・ハミルトン監督、脚本:カール・フォマン、ロビン・チャップマン、撮影:クリストファー・チャリス、音楽:ロン・グッドウィン
原作:アリステア・マクリーン
ロバート・ショウ、ハリソン・フォード、エドワード・フォックス、フランコ・ネロ、バーバラ・バック、カール・ウェザース、リチャード・キール、マイケル・バーン)
     
「ナバロンの要塞:The Guns of Navarone:61」の続編にあたる作品で、原作は1968年に発表された。

ナバロンの要塞を破壊したばかりのマロリー(ロバート・ショウ)とミラー(エドワード・フォックス)に、ユーゴスラアビアへ出向き、ドイツのスパイニコライ(フランコ・ネロ)が、パルチザンに紛れ込んでいるので始末しろという指令が下される。

同行するのは、ネレトヴァ川にかかる橋の破壊を任務とする、バーンズビー中佐(ハリソン・フォード)をリーダーとするアメリカ軍の特殊部隊フォース10のメンバー達と、爆撃機を奪い、合流した脱走兵のウィーバー(カール・ウィザース)等とユーゴスラビアへ飛び立つが、途中ドイツ軍の戦闘機に攻撃され生き残ったのは5人となる。
ドイツ軍に協力する地下組織に捕まった一行は、潜入し情報を流していたパルチザンのリーダーの娘マリツァ(バーバラ・バック)に助けられ、パルチザンとようやく合流できる。

物語りは、2転3転するが、ニコライがスパイである証拠を掴み殺害、橋の爆破も上流のダムを爆破し、激流で橋を破壊するというアイデアで目的を達成するというストーリー。
緊迫感が不足していて、無駄な描写が多くいたずらに長くなった作品。
音楽や効果音の使い方が下手で、戦争冒険映画らしい高揚感の増すような音楽をもっともっと
挿入して欲しかった。

118分の上映時間だが、15分短縮したらもっと面白い作品となったと思われる。
前作のダイナミックで緊迫感や迫力は影を潜め、時にはユーモアを讃えたタッチは、逆に007シリーズで知られる、ガイ・ハミルトン監督の特色かも知れない。(007シリーズを4作品監督)
ロバート・ショウ、ハリソン・フォード、エドワード・フォックス、バーバラ・バック、リチャード・キール、フランコ・ネロ、カール・ウィザース等のスターを配した作品で、冒険小説の大家アリステア・マクリーン原作の映画化としては、まあまあの合格点というところか。

“毎日が映画日和” 65点


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