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白熱「White Lightning」 [骨太の男臭い映画が堪らない]

☆白熱「White Lightning」
(1973年公開 ジョセフ・サージェント監督 脚本:ウィリアム・ノートン撮影:ジョージ・ニコルソン、音楽チャールズ。バーンスタイン
バート・レイノルズ、ネッド・ビーティー、ボー・ホプキンス、マット・クラーク)
               
「サブウエイ・パニック」「地球爆破作戦」「マッカーサー」の職人監督ジョセフ・サージェントの
佳作で、バート・レイノルズの魅力満載の映画。弟の死に怒り心頭で脱走を試みたことから、政
府財務省に協力することを条件に、密造酒組織へ潜入弟の敵である地元を牛耳る保安官に復讐を
果たすというストーリー。

1970年代のアメリカの大型車が、唸りをあげて滑走するアクション映画で、密造酒とか南部
の見るだけで汗ばむような熱気とか、今では題材として使えないような舞台設定が、何とも言えず
この映画に合っている。

バート・レイノルズが前年出演の「脱出」で脚光を浴び、翌年出演の「ロンゲスト・ヤード」で、人気が爆発する間に出演した映画で、いつも汗ばんで男臭さが、ムンムン香るような役柄を演じ、はまり役といったところ。

ネッド・ビーティーが悪徳警官の敵役で、(意外と映画出演は遅く、前年の「脱出」が映画デビ
ュー作、バート・レイノルズが一躍人気となった映画)憎々しい演技で、芸達者なところを見せて
いる。その後も数多くの映画に出演し、最近では「シューター」での議員役が印象深い。

マット・クラークやボー・ホプキンスなどが、脇を固めている。マット・クラークは戦争物や西部
劇などなんでもござれの俳優で、さまざまな映画で見かける名脇役である。
残念ながら、女優陣はあまり馴染みがないが、ルー役のジェニファー・ビリングスリーは、はす
っぱな女役になり切っていて見事。密造酒製造の親玉、ビッグ・ベアなどは、その雰囲気がいかに
もという感じで、役作りがうまい。

ジョセフ・サージェント監督は、TVMの多い監督だが、職人監督というイメージ。
「サブウエイ・パニック」という傑作サスペンスや、「地球爆破作戦」という大型コンピューターが、アメリカ政府を脅迫するという見逃せない作品も監督している。
ストレス解消に楽しめる映画で、寝酒を片手に気軽に観られる映画である。

“毎日が映画日和”75点

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