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ベンガルの槍騎兵「The Lives of a Bengal Lancer」 [骨太の男臭い映画が堪らない]

☆ベンガルの槍騎兵「The Lives of a Bengal Lancer」
(1935年、ヘンリー・ハサウェイ監督、脚本:ウォルデマ―・ヤング、ジョン・L・ボルダーストン、アクメッド・アブダラー、撮影:チャールズ・ラング
ゲイリー・クーパー、フランチョット・トーン、リチャード・クロムウェル、サー・ガイ・スタンディング、C・オーブリー・スミス、モント・ブルー)
   
1936年度の第8回アカデミー賞に於いて、作品賞、監督賞、脚色賞、美術監督賞、録音賞、編集賞、助監督賞にノミネートされ、助監督賞受賞のスペクタクル活劇巨編である。
インドのデルヒに駐在する英国の槍騎兵41連隊の将校達の活躍を描いた作品で、ヘンリー・ハサウェイ監督(男っぽい映画が得意)のダイナミックな冒険活劇となっている。

80年前の作品とは思えない、迫力とテンポの良さが特徴で、ゲイリー・クーパー演ずる血気盛んな中尉マクレガーが、ストーン大佐の命令も聞かず、将校仲間で大佐の息子ストーン小尉の救出のため(カーンの愛人の罠に落ち捕えられる)、同じく仲間のフォーサイス中尉と敵カーンのアジトに乗りこむが捕えられ、軍需品の受け渡し場所を拷問に耐え切れずストーン少尉が白状してしまう。

牢番をうまく騙し、奪われた弾薬を爆破するため、マクレガー中尉は敵の銃弾を浴び亡くなるがカーン軍との戦いの壮絶な場面はスケールの大きさと迫力といい、今でも見応え十分で脚本の面白さと実写の迫力に拍手喝さいの映画となっている。

娯楽映画の王道をゆく作品で、典型的な活劇巨編の成功例と言っていいだろう。
このような、エンターテイメント性豊かな作品は、少女趣味な作品や人間の本質を問うドラマ性の無い昨今の映画と違い、大人のエンターテイメント作品の王道をゆく堂々たる大作となっている。
実に面白い!!

ヘンリー・ハサウェイ監督は、多くのスター俳優と組んだ作品が多く、ランドルフ・スコット、ゲイリー・クーパー、ヘンリー・フォンダ、ジョン・ウェイン等錚々たるスター達が、ヘンリー・ハサウェイと仕事をしている。
「Gメン対間諜:The House on 92nd Street」「砂漠の鬼将軍:The desert Fox」「ナイアガラ:Niagara」「悪の花園:Garden of Evil」「エルダー兄弟:The Sons of Katie Elder」「勇気ある追跡:True Grit」等、幅広いジャンルの作品を手懸け、名作・傑作が多数あり、どの作品も必見である。

”毎日が映画日和“ 85点

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